中学2年の11月頃から指導を開始して中学3年の夏くらいから顕著に成績が上がったMさんのケースになります。
Mさんはもともと、漢字力や計算力がありました。また、理科や社会の学習スタイルが出来上がっていた子でもありました。
苦手にしていたのが英語と数学でした。
英語は中1の単語と文法から、数学は文章題や図形の基礎をコツコツやっていきました。多少点数は上がりましたが、目立った上がり方はしていませんでした。
中3夏休みから1週間あたりの指導回数を増やし、やるべき単元に優先順位をつけ、5科目の理想の点数を紙に書き出し、入試に出るような問題も無理の無い量で少しずつやるようにしていきました。
夏休みが終わって10月、11月の実力テスト・学力診断テストから5科目の総合点が20~30点ほどupしました。12月からはほぼ、中間と期末テストの対策はしないで、私立高校と公立高校の対策だけに特化して教えていきました。
成績の高低差もあまりでなくなり、目標としていた点数こそ叩き出すことは叶いませんでしたが受験した私立高校全部とずっと目指してきた公立高校にも合格することができました。さらに、公立高校では特進クラスに入ることができました。
Mさんのように、常に安定して取れる科目が2科目くらい(Mさんの場合は理科と社会)あると土日や春休み、夏休み、冬休みのまとまった時間に苦手教科を集中的にできるのでとても効率が良くなります。
Mさんの場合、何度か志望校を変えようか迷いましたが(本人が)、最終的に目標を変えずに覚悟を決めて頑張りきったことが良い結果に結びついた最大の要因だったと考えています。