今回は中1になりたての頃から始めたSさんのお話です。
Sさんは中1の最初のテストで80位くらい(学年人数110名程)の成績でした。最初のテストだったので、これは小学校内容の4科目のテストでした。このテストの見直しからしたのではなく、中学内容の指導をしながら小学校内容で抜けている力を補強しながら進めました。数学はとにかく解き方を丁寧に教えてあげました。英語は単語テストをたまにしたり、重要な内容は声を大きめにしてゆっくり何度も説明しました。
その結果、中1最初の中間テストでは学年順位が30位くらい上がりました。
期末テストではそこからさらに10位くらい上げました。
Sさんの特徴は、理解力は高く、一つ理解するとその先の関連した内容もスーッと入ってくることでした。
それ故、基礎でちょっと分からないことがあると無理に先に進もうとしても時間の無駄となってしまう、そのような子でした。
中1の1学期の段階でSさんが好成績を取れる学習パターンが構築できてしまったので、成績はその後、抜群の安定感を見せました。
中3になって入試の問題にチャレンジするころはやはり、発展問題には苦労していました。
まず手の届きそうな発展問題から解いていき、少しずつ入試の難しい問題にも慣れていきました。
中1から内申もしっかり意識した指導をしてきたので、Sさんは行きたい高校に合格できました。