家庭教師や個別指導型の塾において落とし穴となりえるのが、生徒ペースに合わせて戻り学習をゆっくり丁寧にし過ぎてしまう点ではないかと考えます。確かに中3で連立方程式の利用が苦手なら復習の必要はあるでしょう。でも、高校入試を考えたとき、茨城県の公立入試で連立の利用ができても配点は5点程度です。連立の利用を徹底指導する前に、その子があと少しの努力で得点に結びつく分野があるならそれを優先するべきです。その子とその子が解けない問題との隙間が狭いところから教えてあげた方がストレスなく良いリズムで勉強を進めていけます。受験の日程は予め決まっています。時間との勝負でもあります。なるべく無駄な時間を作らないよう、授業を組み立てていきます。こんなときにも家庭教師の経験が活きてきます。