今回は高3の秋からスタートしたRさんのケースについてお話します。
Rさんはそれまでに、いくつかの塾に通っていた経験のある子でした。
Rさんは400点は取らないと合格できないような高校(県立)に通っていました。
数学が割とできるタイプで、英語と現代文が伸び悩んでいました。
もともと国立大ではなく私立大を目指していて、センター利用も意識した勉強をしてきた生徒さんでした。それでもセンター英語の模試では80~90点くらいでした。
英語は東進の映像授業なども受けていましたが、文法問題と長文問題で得点することに苦戦していました。
まず始めたことは、どの教材を使っていくか、その教材をどのように進めていくかを考えることでした。家で1人で進めるときのペース配分も紙に書き、渡していました。
Rさんの学校ではVintage(文法問題集)を利用していたので、Vintageから見直し、色々な大学の赤本に挑戦したり、河合の黒本にも取り組みました。
Vintageに載っていることをただひたすら暗記するのではなく、品詞を意識したり、身につけるべき語法を説明してから解いてもらいました。
単語帳や長文から知らない単語を拾う形で語彙力強化も図りました。
長文は長文の構成、長文独特の型や特徴を細かく説明し、手が止まったら解説を入れていきました。
センター英語の過去問も、本試の問題を中心にやっていきました。
その結果、12月のセンター模試で140点を超えました。
国語は問題を解くよりも、論説文ではこうアプローチした方がいいとか、小説文はこうアプローチした方がいいなど、対策の仕方を教えました。その結果、国語は短期間でセンター国語で比較すると30点程度上がりました。
1月下旬から私立大を複数受験していって、最終的には合格した東洋大の経営学部に進学しました。
Rさんは結構、自分から質問をしてくるタイプだったな、という印象が強くあります。